第9回 マスジド(モスク)代表者会議 議事録

本報告書は、2017年2月11日に早稲田大学(早稲田キャンパス)で開催された全国マスジド(モスク)代表者会議有識者会議「『多文化共生』とムスリム・コミュニティ」の会議録である。
本会議は、2009年に「全国モスク代表者会議」として始まり、2012年に名称を「全国マスジド(モスク)代表者会議」と変更して、継続して開催している。滞日ムスリム有識者をお招きし非公開形式で開催した今回は、主催者側を含め15名近くの参加者があり、充実した報告と忌憚のない意見交換がなされた。


今回の会議では、全国各地の滞日ムスリム・コミュニティで活躍される外国人ムスリムと日本人ムスリムの方々にお集まりいただき、各地の実態をふまえた視点から貴重なご経験やご意見を語っていただいた。具体的には、1日本社会における多文化共生とムスリム・コミュニティ(第一部)、2ムスリム・コミュニティ内部における多様性と多文化共生に関する社会的課題(第二部)が取り上げられ、認識共有、解決に向けて活発な議論が展開された。本会議録がそのような諸課題の達成に寄与することができれば幸いである。


毎年のことではあるが、会議開催にあたっては、滞日ムスリムの方々をはじめ多くの人たちから多大なご協力をいただいた。これら沢山の皆様に厚く御礼申し上げ、これからのご協力についても改めてお願いする次第である。


2018年1月


岡井 宏文
店田 廣文