アザーン:
礼拝(サラート)への呼びかけ。
イード・アル=フィトル:
ラマダーン月の断食が終了した翌月に行われる断食明けの祭り(小祭)。イード・アル=アドハーは、巡礼月10日に行われる犠牲祭(大祭)。
イマーム:
礼拝の導師。宗教指導者の意味でも用いられる。
ウドゥー:
礼拝のための浄め。
キブラ:
サラート(礼拝)を行う方向。
クルアーン/コーラン:
イスラームの聖典。唯一神アッラーが最後の預言者ムハンマドに下した啓示。
五行:
イスラームにおいてムスリムに義務として課せられた5つの信仰行為。
  1. シャハーダ(信仰告白)
  2. サラート(礼拝)
  3. ザカート(喜捨)
  4. サウム(断食)
  5. ハッジ(巡礼)
ザカート&サダカ:
イスラームにおける喜捨。困窮者等を助けるための喜捨であり、ムスリムにとっての宗教的義務行為。サダカは自発的喜捨である。
サラート(礼拝):
イスラームの5行の一つ。一日5回、マッカのカアバ神殿の方角に向けて祈ること。金曜日の昼に行われる集団礼拝への参加が男性の義務とされる。
シャハーダ(信仰告白):
イスラームにおける信仰告白。「アッラーの他に神はなし。ムハンマドはアッラーの使徒である」という言葉をアラビア語で唱える。入信の際や、普段の礼拝の時にも唱えられる。
断食:
ラマダーン月の期間中、暁から日没までの間は飲食や性行為を断つこと。斎戒ともいう。
詳細は「ラマダーン」を参照
ハッジ(巡礼):
巡礼月に行われる、メッカ(マッカ)への巡礼。
ハラーム:
イスラーム法(シャリーア)における禁止行為。
ハラール:
シャリーアで許容された(ハラームでない)もの。ハラール食品は、一例。
ヒジャーブ:
ムスリマ(女性のイスラム教徒)が着用する、頭を覆うヴェール。
マドラサ:
高等教育機関。イスラームにおける宗教教育の専門機関。
ミナレット:
モスク(マスジド)に付随する塔(尖塔)。
ムサッラー:
一時的礼拝所。地域により、スラウとも呼ぶ。
ムスリム/ムスリマ:
イスラーム教徒。アラビア語では男性をムスリム、女性をムスリマと区別する。
モスク/マスジド:
イスラームにおける礼拝所。アラビア語の呼称がマスジドであり、モスクは英語による呼称。
ラマダーン:
イスラム暦(ヒジュラ暦)における9月。ラマダーンの期間中は暁から日没の間、サウム(断食)が行われる。飲食を断ち空腹感を共有することで連帯感や信仰心、自己犠牲の精神を高めたり、困窮者への共感から寄付や施しが行われる。ラマダーンの終了後にイード・アル=フィトル(リンク付き)が行われる。