帰化ムスリム報告書 2019 RPMJ16号

本報告書は、2018年11月に実施した「日本に帰化した外国人の生活と意識に関する調査」の第1次集計結果の報告書である。調査対象として日本に帰化した外国人を抽出し、質問紙による調査を行い、44人の回答者から有効回答を得た。この報告書は、単純集計結果を提供することを目的として作成したものであり、調査企画と調査方法の概要、回答者の属性および、単純集計結果を提示した。
以下では、集計結果の一覧として、使用した質問紙(調査票)の書式をそのまま採用して、日本語版調査票と英語版調査票のそれぞれの各質問文の選択肢に結果を記載した。有効回答数は44であったが、本調査の主たる目的が、帰化したムスリム(イスラム教徒)の生活と意識を探求することにあることから、ムスリムでは無い外国人4人を除外して、40人のムスリムの回答者の集計結果を提示することとした。回答結果は原則として%で表示し、質問項目によっては度数(回答者の数)を明記した。
今回、ご回答いただいた方々には、突然のお願いにも関わらずご回答を頂いており、厚く御礼申し上げます。調査結果については、更に詳細な分析を行い、学術論文等において報告する予定です。また、2019年度以降の研究では、ご回答いただいた方々の中から、個別にインタビュー調査を実施することを計画しています。今後ともご協力のほど節に、お願い申し上げます。


2019年7月31日


早稲田大学人間科学学術院

店田 廣文