『日本のモスク 滞日ムスリムの社会的活動』増補表(2023年末のデータ)を公開

拙著『日本のモスク 滞日ムスリムの社会的活動』(山川出版社、2015年、3刷、2020年)に関する増補表(2023年末の滞日ムスリム人口、主要6カ国の在留資格別外国人数、2015年以降に開設されたモスク一覧)を公開しました。版元の山川出版社のウェブサイトに、PDFとして公開しています。

https://www.yamakawa.co.jp/product/47474

https://www.yamakawa.co.jp/statics/islamwoshiru14_nihonnomosque_zouhohyo.pdf

2023年末現在の滞日ムスリム人口を推計したところ、外国人ムスリムが29万4千、日本人ムスリムが5万4千、合わせて約35万となりました。ムスリム人口の増加幅は、2010年末と比較すると、およそ3倍を超えるところとなっています。その背景には、日本で働くムスリムの増加があり、とりわけインドネシア人の特定技能や技能実習などの在留資格者の増加が大きく寄与しており、2010年末から4倍以上となりました。全体的な滞日ムスリム人口の増加に伴って、モスクの増加も著しく、2024年半ばごろには、150ほどのモスクが全国に開設されていると推計しています(拙著『日本のムスリム人口 2024年』、本ウェブサイトに掲載、2024年7月掲載)。