本報告書は、2018年9月15日に早稲田大学(早稲田キャンパス)で開催された全国マスジド(モスク)代表者会議・第2回次世代部会「ヤングムスリムとムスリム・コミュニティ:ヤングムスリムの居場所から考える」の会議録である。本会議は、2009年に「全国モスク代表者会議」として始まり、2012年に名称を「全国マスジド(モスク)代表者会議」と変更して、継続して開催している。今回は、2018年2月に実施した第1回次世代部会の続編として、滞日ムスリムの若者世代をお招きし、非公開形式で開催した次世代部会の第2回目である。今回は、主催者側を含め20名前後の参加者があり、充実した報告と忌憚のない意見交換がなされた。
今回の会議でも、若者世代の外国人ムスリムと日本人ムスリムの方々にお集まりいただき、若い世代の居場所をテーマとして、マスジド(モスク)とそれ以外の居場所(サードプレイスなど)について、自由に議論をしていただき、貴重なご経験やご意見を語っていただいた。プログラムでは、「第1部・次世代から見たモスクの現状と課題」、「第2部・モスクの外の居場所について考える」として設定したが、こうした枠にしばられることなく、活発な議論が展開された。
会議開催にあたっては、滞日ムスリムの若者世代の方々をはじめ多くの人たちから多大なご協力をいただいた。これら沢山の皆様に厚く御礼申し上げ、これからのご協力についても改めてお願いする次第である。
2019年7月
岡井 宏文
店田 廣文