第10回 マスジド(モスク)代表者会議 議事録

本報告書は、2018年2月3日に早稲田大学(早稲田キャンパス)で開催された第10回「全国マスジド(モスク)代表者会議―日本のムスリム・コミュニティを問い直す」の会議録である。
本会議は、2009年に「全国モスク代表者会議」として始まり、2012年に名称を「全国マスジド(モスク)代表者会議」と変更して、継続して開催している。滞日ムスリムのマスジド関係者の方々をはじめ、若者世代のムスリムもお招きして開催した今回は、主催者側を含め40名前後の参加者があり、世代を超えて、忌憚のない意見交換や議論が行われた。


今回の会議では、いわゆる移民第1世代にあたる外国人ムスリムおよび日本人ムスリムのモスク関係者の方々をはじめ、一般の日本人ムスリムの方に加えて、若者世代の外国人ムスリムと日本人ムスリムの方々にも、お集まりいただき、世代間対話という形での議論も行われた。
具体的には、第1部では、「日本のイスラームの将来に向けて」と題して、現在のムスリム・コミュニティを担っている中高年世代のムスリムの報告を受けて、議論を行った。第2部では、「若者世代とムスリム・コミュニティの課題」と題して、中高年のムスリムと若年層のムスリム、いわゆる親世代と子ども世代にあたるムスリムの方々に、議論に参加していただき、活発な議論が展開された。


会議開催にあたっては、滞日ムスリムの親世代の方々、若者世代の方々をはじめ多くの人たちから多大なご協力をいただいた。これら沢山の皆様に厚く御礼申し上げ、今後のご協力についても改めてお願いする次第である。


2019年7月

岡井 宏文
店田 廣文